古いメガネを回収し途上国へ寄付|シーサイドビジョン

古いメガネを回収し、発展途上国へ寄付しています。

EYE LOVE EARTH プロジェクト Part2

「不要になったメガネを発展途上国に寄付しませんか?人生を変えることになるかもしれません」

文 シーサイドビジョン代表
岡田美保

HPや院内掲示を通じてメガネ寄付のお願いを発信し始めて2016年で3年目に入りました。検索のトップページに挙がってくるせいか問い合わせが増えました。捨てられずに取っていて再利用できないかと関心を持っている人が多いことに驚き、嬉しくなります。まだまだ日本は大丈夫です。送って下さるメガネと一緒に激励の手紙が入っていることも多く、元気づけられます。

「小さい頃から目が悪く、朝起きてまずメガネを探し、夜寝る直前までメガネのお世話になっています。世界のどこかで、自分と同じようにつらい思いをしている方の役に立てるなら、こんな嬉しいことはありません」 「自分のメガネが、世界のどこの国のどんな人の手にわたり、喜んでいただけているのだろうと考えただけでワクワクしてきます」

これは、頂いたいくつかの手紙からの抜粋です。預かったメガネは「EMS」(速達)便でオーストラリアブリスベンのライオンズクラブ受付センターへ 送っています。2015年春には現地を視察してきました。人と人との縁には国境はありません。

どうぞこれからも、あなたの周りにある眠っているメガネで、不自由な思いをしている人たちに笑顔が戻ってきますように、お手伝いください。

EYE LOVE EARTH プロジェクト Part2のきっかけとは・・・

コンタクトレンズケースの回収プロジェクトを思い立ったのと丁度同じころ、メガネに関しても何か出来ることはないか思い悩んでいたある日、パソコンで「ライオンズクラブがいらなくなったメガネを発展途上国の人達に寄付する運動をしている」という記事にくぎ付けになった。早速、関東地区のライオンズクラブに問い合わせたところ、日本国内では直接届けるシステムはなく、千葉では船橋ラインズクラブが窓口になって、オーストラリアのライオンズへ送っているとのこと。電話をかけて様子を聞いてみた。興味深かったのは、近視矯正手術を行っている眼科で手術後に殆どの患者さんがメガネを捨てていくのでかなりな数を寄付してもらい、とりまとめてオーストラリアへ送っているという話だった。

患者さんに呼びかければ不要になったメガネが集まるのではないか? 同じ取り組むのなら、直接自分でオーストラリアのライオンズへ送れないものか・・・思い切って連絡してみたところ、快く回収ボックスやステッカー・紹介のDVDを送ってくれた。オーストラリアには40年以上親しくしている友人もいるし、何より娘が9年間お世話になった国だ。また縁が続いた気がした。DVDにはいろいろな国から送られたメガネを丁寧に選別し、クリーニングして20カ国近い途上国へ届けている様子や、沢山の中から自分の視力に合ったメガネをかけた人の表情が・・途端にほがらかに明るくなり涙を浮かべる人達や喜ぶ子供達の様子がおさめられていた。

2013年10月1日、待合室に不要なメガネの寄付のお願いを書いた回収ボックスをおいてみる事にした。出入りのメガネ業者(株式会社アクアビジョン)の方にクリーニングや簡単な修理をお願いし、集まった40本のメガネは第1便としてオーストラリアへ発送した。その後2~3ヶ月に一度、一回に200本以上のメガネを送り続けている。今後もホームページ・ブログを通じて発送結果をレポートしていきたいと思う。

その後オーストラリアへ発送したメガネたち。

途上国へメガネが届くまで

シーサイドビジョンでは、千葉県上総一ノ宮からオーストラリアのライオンズクラブへ古いメガネを直送。

そこから、メガネの洗浄・調整が行われ、途上国へ送られていきます。

世界中から集まった古いメガネ。これからキレイにしていきます。
レンズの調整や洗浄を行います。
選別し、きちんと箱詰め。
ひとつひとつのメガネのデータを添えて、個別パック。
子供向け・成人向けなど、分かりやすく表示。
現地へ運び込まれます。
配布当日、メガネを待つ人々。
検査して、合うメガネを選びます。

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