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使い捨てコンタクトレンズのプラスチックケースを回収しています

使い捨てコンタクトレンズケース回収事業は、一般社団法人タクトリサイクルへ引き継ぎました。 今後は一般社団法人タクトリサイクルのホームページでご報告して参ります。

EYE LOVE EARTH プロジェクト Part1 の始まり

文 シーサイドビジョン代表
岡田美保

2013年夏の終わりに

2013年夏の終わりのこと、海外の大学院で環境と経済を専攻していた娘が何かの拍子に、「CSR」という言葉を口にした。意味の分からなかった私に、Corporate Social Responsibility の略で、企業が事業活動において利益を優先するだけでなく、顧客・地域社会などの様々はものとの関係を重視しながら果たす『企業の社会的責任』の事を指すのだと説明してくれた。この時私の中で、友人の「この空(から)のケースがゴミになるのが気になる」と言った言葉と、CSRという言葉が1本の糸でつながった気がした。

思い立ったら即、行動

思い立ったら即、行動に移さないと気が済まない私は、空のレンズケースの成分、業者が回収してくれるものかどうか、どの業者がふさわしいか、患者さんにはどうやってお願いし、回収の仕方はどうしたらいいか・・・など手探りで進めていった。同じやるのなら、≪EYE LOVE EARTH≫ というプロジェクトを立ち上げてこの主旨をきちんと唱えていきたい。覚えてもらう為に楽しく取り組んでもらう為に、娘のデザインの「タクトちゃん」とうユルキャラも発案。

プロジェクトスタート

10月1日より、眼科の患者さんで弊社でコンタクトを購入している方を対象に空のレンズケースの回収の≪EYE LOVE EARTH≫プロジェクトを始める事とした。回収金額はささやかなものだが、従来のようにゴミとして出していてはゼロ円だったものだし、私の中にあるのは利益の追求ではなくCSRなので、それを常に念頭において患者さん・地域への普及を進めていきたい。

空のレンズケースを回収してくださる工場見学の際の模様。このプロジェクトにとても前向きで、積極的にフォローしたい旨のお申し出をいただきました。
廃プラスチックリサイクル/廃プラスチック再生品/再生プラスチック製品/合成樹脂の加工・販売
株式会社リプラスさん
土地の境界線に使うくい。これも再プラスチック製です。

リサイクルで期待できること

このゴミ袋1袋で空ケース2kg、
個数は1900個!

このビニール袋(30リットルごみ袋)に入っているコンタクトレンズの空ケースですが、これで2kgあります。ケースの重さはメーカーにより違うので、単純に個数の倍数では出ませんが、おおよその目安はこの位です。

例)2013年8月の使い捨てコンタクトレンズのデータ

弊社販売数 ゴミ袋で ポリオワクチン
16206個 8.5袋分 8人分が購入可能

ごみ袋1袋=杉の木が吸収する約4ヶ月分のCO2量

プラスチック回収業者株式会社リプラスさんによると、プラスチック1tあたりを焼却した際のco2排出量は、2.69t-CO2とされており、1Kgあたりは0.00269t-CO2となります。よって、2013年12月に回収した第1回のプラスチックケース4.3kgは、0.115t-CO2の排出が抑えられたと考えられます。参考までに、杉1本の1年間のCO2吸収量は0.014t-CO2(14kg-CO2)とされているようです。5.2kgのプラスチック焼却で、杉1本分1年分のCO2吸収量が同じという事になります。

ごみ袋1袋=ワクチン0.9本分

また、コンタクトレンズケースと同素材のペットボトルのふたの場合1kg(約400個)、これが2kg(約800個)で1人分のポリオワクチンが購入できるそうです。これを考えただけでも、何気なくゴミとして捨てていた素材が再プラスチック製品となり、売却した代金でポリオワクチン購入の為に寄付をすれば年間で100人近い人の役に立つことが出来る計算になります。是非広く展開していきたいと考えています。

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